この夏、娘がアメリカで出産することに。そのサポートのため、仕事をやりくりして6週間、ニューヨークに滞在しました。そこで、これからの私の人生を変えていく貴重な経験が待っていました。
娘はこのコロナ禍、異国で初産。当然ストレスは超がつくほど過大で、メールで私にはひどいことも言ってきました。これまでも、母娘の間柄には衝突が多発していました。今回は、お互いひどい気持ちになることを避けたかったので、サポート中も適度な距離を保つことがどうしても必要でした。そこでいくつかのルールを決めて臨むことにしました。
〇娘の家には宿泊しない
娘から優しい婿ドノが気を使うから、どこか他所に泊まってほしいというリクエスト…でも、今世界屈指のインフレ率と25年ぶりの円安で全てが高額のニューヨーク。色んな出費を抱えて高額な宿泊費まで~と頭を痛めていたところ、「ほとんど使わないから自分の家を自由に使って」とブルックリンの友だちが、夢のような申し出をしてくれました。私のアメリカ人の唯一の友だちが、娘のアパートの近くに家を持っているなんて!願っても叶わないような幸運が舞いこんできました。
そこでの一人暮らしが始まりました。
〇娘に滞在に関しての依頼事は一切しない
娘から「行きたいところがあればgoogleの地図見て自分で勝手に行くべし。」と冷たく言われました。それで、航空券から現地の移動まで全部、自分で手配しました。娘がどうしてもお勧め、という演劇「sleep no more」は逆にこちらの希望に関係なくほぼ強制的に行かされたものもありましたが、それはそれでとても興味深いもので自分では選ばない得難い経験をさせてもらいました。
最後の日のみ優しい婿ドノに空港まで送ってもらいました。
〇娘の要求にはだまって何でも応える。
何が食べたいかを聞いて娘の要求通りのレシピで食事を用意しました。レシピ通りに作れと見張られているようでこれはちょっとストレスでしたが食事作るサポートは感謝されました。優しい婿ドノが全面リモートワークなので在宅していてその仕事に支障があることを嫌がっているようなのでそれは配慮しました。
キッチンユニットが高くて苦労しました。
〇娘をサポートする時間以外は外で自由に過ごし娘の家庭を邪魔しない。
この通い家政婦型のサポートはお互いにベスト。もちろん一緒に散歩も行きましたし買い物も行きました。でも自由時間には主に地下鉄で行きたいところへ行きました。この自由時間に「楽しむ」とサポート時間に「働く」の2つのバランスが、私自身のメンタルヘルスにとても役に立ちました。
ちょうど優しい婿ドノの家族の親戚が集まるキャンプ「Family Reunion」が計画されていて誘われましたのでそれに参加する機会を得ました。一週間親戚一同でリゾート地「Silver Bay」で過ごすめったにない機会でした。その上、娘たちが小児科医の意見で、急遽不参加となったため私の「働く」時間がなくなり「楽しむ」だけの時間になりました。このイベントについては大きく特集して書いていこうと思っています。
今回の経験はFacebookを通じて友人には現地からほぼリアルタイムで報告することが出来ました。でも毎日が冒険だったので書きそびれたこともたくさんありました。
ここではその報告を再編集し現地からはお伝え出来なかった番外編も含めてこの場所で見ていただこうと思います。じっくりと書いていこうと思っていますのでご声援(コメント)もよろしく。